2017年03月24日

遺体が火葬される場合の炉の温度は

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人は火葬される際には、どのくらいの温度で焼かれるかという事を知っている人は少ないでしょう。あまり日頃は知ることのないことですが、知識として知っておくことも良いでしょう。一般的には800度から1200度というところが多いです。大体この位の温度で遺体を焼いています。かなりの幅があるのは、炉の性能と管理運営する団体のポリシーの問題によるからです。ガス炉などの最新型の場合には、1000度から1200度です。

そして焼き上がりの時間は20分から40分程度とあっという間です。最新型の炉を備えた民間の火葬場は都市部などに多く見られます。大量のご遺体を素早く荼毘に付せる上に、立地上、煙もほとんど出ないなど周囲に優しい作りになっている場合が多いと言えます。しかしながら逆に焼き上がりが早すぎるので避けたがる喪家もいるようです。そして、高温で焼くため、骨の残り具合は劣る点がデメリットとも言えます。まだまだ一般的に多い炉は900度前後で焼くタイプです。

最新型の炉に比べると温度が上がらず、時間がかかる一昔前のタイプです。炉のタイプも事情も様々ですが、全国的に見れば平均的な炉と言えるタイプです。他にも800度から850度で焼く重油などの旧式のものもまだありますが、時間が2時間から3時間もかかり、今では随分減ってはきています。炉の種類にもよりますが代替1000度くらいで焼かれるという事を知っておくと良いでしょう。大切な遺族の身体があっという間に灰になってしまうというのはなんとも儚く耐えがたい現実ともいえるでしょう。


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